流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

陸奥記念公園 対潜哨戒機「PS-1」


山口県大島郡周防大島町大字伊保田に位置する「陸奥記念公園」へ来ました。
同園では、退役した海上自衛隊の航空機が静態保存展示されています。


静態保存展示されている航空機は木々に囲まれて、ひっそりと置かれています。


対潜哨戒機「PS-1」(5818)


同機は新明和工業により製造された国産航空機として、海上自衛隊保有した対潜哨戒機です。


同機のコンセプトは『外洋における運用を第一の目的とする世界初の飛行艇』とのこと。
高揚力装置、自動安定装置による超低速飛行及び強力な動力境界層制御BLCシステムによって、高いSTOL(短距離飛翔)性能、波消し装置及び新設計の機体による耐性を持つものです。


探照灯
夜間において、潜水艦等を視認するサーチライト(探照灯)です。


「魚雷ポッド」
対潜魚雷(Mk44、Mk46、73式短魚雷)×4発(最大)兵装可能


車輪は装備されていますが、地上走行用のものであり、滑走路への離着陸は出来ません。


同機は基地に隣接した水域で離着水し、基地内へはスロープを使って出入りします。
※車輪は海水内でも出し入れ可能


主翼直線翼水平尾翼垂直尾翼の上に配したT字尾翼を採用しています。


垂直尾翼には、海上自衛隊岩国航空基地に所在した“第31航空隊”である『31』が記されています。
さらに機体番号(シリアルナンバー)が『5818』と標記されています。
PS-1は、23機(5801~5823)が製造され、全機が昭和48年3月1日に編成された第31航空隊へ配備されました。
なお、同隊は平成元年3月にPS-1全機退役と伴に解散しています。


機体全景の撮影は、これが精一杯・・・(×_×;


同機は高性能の離着水性能を有し、波高3メートルでも離着水が可能でした。


「T64-IHI-10」
ターボプロップエンジン×4機を装備


「フロート」
飛行艇である証しですね。(^_^)


「ロケットランチャー」
対潜爆弾×3発(両翼最大6発)兵装可能


最大速度:545km/h、航続距離:約4,000km


乗員:12名、全長:33m、全幅:33m、全高:10m


平成元年3月17日に最後の一機が退役し、形式消滅しました。


×△※(自主規制)があるとしか思えない見せ方です。
機体の全景が見渡せるように改善して欲しいです。(+_+)

この後は、同園に隣接している記念館へと移動します。つづく・・・・(^_^¥