流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

soraかさい

soraかさいは、兵庫県加西市鶉野町にある地域活性化拠点施設です。

 

同施設は、令和4年(2022年)4月にオープンしました。

第二世界大戦中において当地に建設された鶉野(うずらの)飛行場に関する歴史や飛行機について学ぶことができる平和学習施設です。

当地周辺については、6年前に訪問しました。詳しくは、こちらへ。

 

<歴史ゾーン>

鶉野飛行場建設開始から終戦までの、約3年間のトピックを時間軸に沿った4編のストーリー映像として紹介されています。

同ゾーン内は、撮影禁止でした。

 

<技術ゾーン>

第二次世界大戦末期、滑走路の南西にあった川西航空機姫路製作所鶉野工場で組み立てられていた戦闘機「紫電改」(訪問当日は屋外展示)、操縦士養成及び特攻機として運用された「九七式艦上攻撃機」の実物大模型が展示されています。

 

「鶉野飛行場復元模型」

昭和17年、兵庫県加西郡九会村・下里村において川西航空機姫路製作所の組立工場の建設が開始され、搬出入用の滑走路として姫路飛行場が並行して造成されました。

 

「九一式航空魚雷」(カットモデル)

 

同魚雷は旧海軍において実用化された航空魚雷です。

吊上展示されている九七式艦上攻撃機にも敵艦船攻撃に搭載されました。

 

旧海軍「九七式艦上攻撃機」(実物大模型)

 

同模型は、屋内にて吊上展示されています。

 

同機種は、姫路海軍航空隊に練習機として運用されていました。

昭和20年5月からは特攻機として運用され、沖縄戦へ出撃しました。

 

機体には、「九一式航空魚雷」を装備しています。

 

<soraカフェ&ショップ>

軽食や土産を購入できる物販コーナーです。

 

「エビカツカレー」(土日祝及び数量限定)

美味しく頂きました。

 

<キャノピー広場(屋外)>

紫電改操縦席」(原寸大模型)

本模型は、株式会社広洋社(茨城県水戸市)により製作されました。

 

紫電改の操縦体験が出来ます。

 

「転地ローラー」

鶉野飛行場の滑走路を造成する際、地面を転圧するために人力で引いたローラーです。

 

「空のポスト」

平和への願いを込め、熱気球を模した郵便ポストです。

 

旧海軍「紫電改」(実物大模型)

 

本来は屋内展示とのことですが、訪問当日は屋外での展示でした。

月に1回程度、屋外へ搬出し展示公開しているそうです。

 

川西航空機姫路製作所組立工場では、局地戦闘機紫電(一一型/N1K1-J)」486機、同じく「紫電改(二一型/N1K2-J)」44機が製造されました。

 

同機種の基となる紫電(しでん)は、第二世界大戦中に開発・運用された旧海軍の戦闘機です。

 

紫電の後期型となる二一/N1K2-Jを『紫電改(しでんかい)』として名称使用しているとのこと。

 

全長:9.346m、全幅:11.99m

 

発動機:誉二一型(離昇出力1,990馬力、最高回転数3,000rpm)

 

最大出力:1,990馬力(離陸上昇)

 

巡航速度:325~370km/h(高度4,000m)

 

鶉野町には2回目の訪問でしたが、新たに史実を学ぶことができました。

本施設建設に携わった方々に感謝です。

ありがとうございました。

<(_ _)>