ドレミコレクションミュージアムは、岡山県浅口市金光町にある旧陸軍戦闘機の展示施設です。
同施設は、岡山県倉敷市広江に本社を置く株式会社ドレミコレクションが運営しています。
同社は、オートバイの部品用品の企画、開発、製造、販売を事業としています。
同施設の見学は、事前予約で申し込みました。
館内にて、旧陸軍戦闘機の実機及びレプリカが展示されています。
「三式1型戦闘機/キ61-1甲」(実機)
愛称『飛燕』(ひえん)で呼ばれた旧陸軍戦闘機です。
展示機体は、パプアニューギニアのジャングルで発見されオーストラリアのコレクターが保有していた残骸がヤフーオークションに出品され、同社社長が落札し日本へ持ち帰りました。
落札当初は実機を復元予定だったそうですが、機体が『飛燕』(キ61ー1甲)の最初期型であり、希少な実機は現状保存の方が当時を知る遺産としての意味が濃いことから実機展示に至ったとのこと。
開発・製造:川崎航空機(現在:川崎重工業航空宇宙システムカンパニー)
制式採用:昭和18年(1943年/皇紀2603年)
当時の日本国内において唯一の量産液冷戦闘機でした。
ダイムラー・ベンツ社(ドイツ)が開発した液冷エンジン「DB601A」をライセンス生産した『ハ40』を搭載しました。
液冷の利点は、前面投影面積を削減できるV型12気筒エンジンを搭載できたこと。
空冷星型エンジンに比較して空気抵抗が少なく、かつ出力も上回りました。
武装「一式十二.七粍固定機関砲」
機首砲として装備されました。
主翼2門は、八九式七.七粍固定機関銃が装備されています。
実機を採寸したレプリカ機を見学します。
三式戦闘機「飛燕」(実物大レプリカ)
全幅:12.00m、全長:8.75m、全高:3.70m
巡航速度:400km/h、最大速度:592km/h
航続距離標準:600km、航続距離最大:1,100km
発動機名称:ハ40、型式:液冷倒立V型12
プロペラ型式:3翅可変ピッチ
機体の複製においては、株式会社日本立体(茨城県小美玉市小岩戸)により構想1年、製作期間2年の歳月を経て完成したとのこと。
当然ですが、晴天であれば飛行機は屋外駐機が良いですね。
館内には、歴代Kawasaki(カワサキモータース株式会社)の名車も展示されています。
同施設の見学を通じて、当時における航空技術の歴史を改めて認識できました。
同社社長さんからのお話も聞けて、大感謝です。
ありがとうございました。
<(_ _)>
「JR西日本227系電車」(愛称:Urara)【普通・瀬戸行き】
めん処 吉備「スペシャルそば」