
航路標識測定船「つしま」は、海上保安庁交通部に所属し、船舶航行に不可欠な
灯台の光波標識、霧笛の音波標識、ロランCやディファレンシャルGPSの電波
標識の精度など、各種機能を測定し、位置情報の信頼性を維持するための船
として海上保安庁のみならず世界でも数少ない船との事です。
日本近海以外にインド、オーストラリア、パプアニューギニア等、延べ51回、
訪問国12ヶ国にわたる国際・測定航海を実施しているそうです。
海上保安庁としては、1隻だけの船です。

同船「つしま」は、測定が任務なので、海上警備や治安維持のための武装などは
装備していないそうです。
操舵室では、海上保安官の方が船の任務を交えて航行の重要性を説明されてい
ました。

画像にあるブイ(灯浮標)は、小規模な防波堤灯台に使用される灯器です。
光は約9キロまで届くそうです。
最近は、LED(発光ダイオード)を使った灯器が主流なりつつあり、環境に
優しい灯台として用いられているとの事です。
※次は、展示訓練へ移ります。